アジアフォーカスで、タイ映画「4月の終わりに霧雨が降る」を見てきました
「アジアフォーカス福岡国際映画祭」で・・・
タイ映画「4月の終わりに霧雨が降る」を見てきました。

バンコクで失業し故郷に戻ってきた主人公のドラマに、監督自身の家族へのインタビュー映像を挿入することで、現実と想像、ドキュメンタリーとフィクションをないまぜにして、迷宮への旅でもするようにタイ人の心象風景と社会を描いていく。(アジアフォーカスの公式HPより)と紹介されていた今作ですが・・・
主人公として、監督の故郷イサーン(タイ東北部)のコーケン訛りの言葉がしゃべれるタイ人映画監督を起用したり、その父役と兄役にウィチャノン監督の実父、実兄を起用してあって、まさに監督の実体験に基づいたフィクションという感じでした。

カンタンにまとめると・・・
バンコクで働いてたけど、ソンクラーンで実家に帰ってきたイサーンの若者が、故郷の家族や仲間とふれあい、またバンコクに戻っていく・・・
ごく「ありふれた話」がドキュメントタッチで描かれています。
その内容や、映像に感銘を受けたという観客の方もいらっしゃったようですが・・・
プライサニーは、その辺を感じることはあまりできませんでした。
それよりも、この話には隠されたテーマがあると感じ・・・
そのことで頭がいっぱいになりました。
ストーリーは静かに展開していきますが、その中で・・・
ラジオから流れるニュースが、あの交差点でデモをやってる赤シャツの負傷者の情報だったり・・・
ラストで流れる曲の歌詞が「2人は離れているけど・・・ 」という歌であったりし・・・
その歌と共に流れる映像が、ラチャプラソン交差点や民主記念塔、そして激しい闘争があった交差点(監督談)で終わります。
(最後の交差点には国王陛下の垂れ幕が下がっています。)
また質疑応答では、観客からの問いかけに・・・
ラストで国王陛下の垂れ幕も映し出したのは、「タイは国王陛下のもとにある」ということだ。
と監督自身が仰られていました。
いろいろと考えさせられる映画です。

映画祭のパンフを見ると、今作のプロデューサーは・・・
2年前にこの映画祭に監督として来福したアノーチャー・スイッチャーゴーンポーン氏でした。
あの時も、非常にメッセージ性の高い作風に、多くのことを考えさせられました。
そういえばあの映画のタイトルは、まさに「ありふれた話」でした。
果たして、同じメッセージが込められていたのでしょうか?

たまたま今回、上映終了後のエレベーターで・・・
毎年この映画祭でタイ語通訳をされてる方とご一緒になり、声をかけて頂いたのですが・・・
ふと後ろを見ると監督もいらっしゃって、すごく驚きました。
おかげで、ラッキーなことに・・・
エレベーターから降りたあとも、少しの時間お話をさせて頂く機会を得ました。

作品について、プライサニーの感じたままを監督にぶつけてみますと・・・
監督はにこやかに微笑み、「よく、そう尋ねられます」とだけ答えられ、肯定も否定もされませんでした。
まぁ、安易に答えれる内容ではないと思いますが・・・
その後も・・・
少しの時間ですが談笑し、監督とは別れました。
タイ人らしく、男でもホレてしまいそうな・・・
そんな微笑みを、最後まで絶やさないイケメン監督でした。
タイ映画「4月の終わりに霧雨が降る」を見てきました。

バンコクで失業し故郷に戻ってきた主人公のドラマに、監督自身の家族へのインタビュー映像を挿入することで、現実と想像、ドキュメンタリーとフィクションをないまぜにして、迷宮への旅でもするようにタイ人の心象風景と社会を描いていく。(アジアフォーカスの公式HPより)と紹介されていた今作ですが・・・
主人公として、監督の故郷イサーン(タイ東北部)のコーケン訛りの言葉がしゃべれるタイ人映画監督を起用したり、その父役と兄役にウィチャノン監督の実父、実兄を起用してあって、まさに監督の実体験に基づいたフィクションという感じでした。

カンタンにまとめると・・・
バンコクで働いてたけど、ソンクラーンで実家に帰ってきたイサーンの若者が、故郷の家族や仲間とふれあい、またバンコクに戻っていく・・・
ごく「ありふれた話」がドキュメントタッチで描かれています。
その内容や、映像に感銘を受けたという観客の方もいらっしゃったようですが・・・
プライサニーは、その辺を感じることはあまりできませんでした。
それよりも、この話には隠されたテーマがあると感じ・・・
そのことで頭がいっぱいになりました。
ストーリーは静かに展開していきますが、その中で・・・
ラジオから流れるニュースが、あの交差点でデモをやってる赤シャツの負傷者の情報だったり・・・
ラストで流れる曲の歌詞が「2人は離れているけど・・・ 」という歌であったりし・・・
その歌と共に流れる映像が、ラチャプラソン交差点や民主記念塔、そして激しい闘争があった交差点(監督談)で終わります。
(最後の交差点には国王陛下の垂れ幕が下がっています。)
また質疑応答では、観客からの問いかけに・・・
ラストで国王陛下の垂れ幕も映し出したのは、「タイは国王陛下のもとにある」ということだ。
と監督自身が仰られていました。
いろいろと考えさせられる映画です。

映画祭のパンフを見ると、今作のプロデューサーは・・・
2年前にこの映画祭に監督として来福したアノーチャー・スイッチャーゴーンポーン氏でした。
あの時も、非常にメッセージ性の高い作風に、多くのことを考えさせられました。
そういえばあの映画のタイトルは、まさに「ありふれた話」でした。
果たして、同じメッセージが込められていたのでしょうか?

たまたま今回、上映終了後のエレベーターで・・・
毎年この映画祭でタイ語通訳をされてる方とご一緒になり、声をかけて頂いたのですが・・・
ふと後ろを見ると監督もいらっしゃって、すごく驚きました。
おかげで、ラッキーなことに・・・
エレベーターから降りたあとも、少しの時間お話をさせて頂く機会を得ました。

作品について、プライサニーの感じたままを監督にぶつけてみますと・・・
監督はにこやかに微笑み、「よく、そう尋ねられます」とだけ答えられ、肯定も否定もされませんでした。
まぁ、安易に答えれる内容ではないと思いますが・・・
その後も・・・
少しの時間ですが談笑し、監督とは別れました。
タイ人らしく、男でもホレてしまいそうな・・・
そんな微笑みを、最後まで絶やさないイケメン監督でした。

